芝生の病気の治し方ご存知ですか
放って置くと、芝生は弱ってしまいますよ
適切な病気対策をとって、美しい芝生を楽しみましょう
さて
ポカポカ暖かくなり、芝生は成長期
次々と新芽が顔を出し、密度も上がり楽しみは膨らむばかりですね
よ~し!
緑の絨毯を目指すぞっ😁
と、気合を入れたとたん
んがぁ~!
まだら模様😵
順調に育ってきたのに、突然枯れたら誰でも驚きますよね
うへ~!
猫がオシッコでもしたのかなぁ?
と、勘違いしている方いるかもしれませんが
いえいえ!
それは芝生の病気ですよ
放置していると、まだら模様はどんどん拡散してしまいます
ニャンコのせいにしないで、一刻も早く対策を取りましょう
この記事では、芝生の病気を治す方法を分かりやすくご紹介いたします🤗✨
※2019年04月11日に公開した記事ですが
2021年06月24日
病気にかかりにくい環境づくりに「窒素肥料を与え過ぎない」
を追加して再度公開しました
芝生が病気にかかる原因
張ったばかりの芝生は病気になりにくいものですが、
年数が経つほど病気にかかりやすくなります
なぜなら、踏み固められて土は固くなり水はけが悪くなるから
それに
サッチの堆積も進み、常に地際がジメジメ状態になり、病原菌にとって快適な環境になってしまうんです
芝生は本来強い植物ですが、環境の悪化で弱ると、病気が発症してしまいます
病原菌は、水中で活動しながら地際をネットワーク状に拡散していきますよ
多くの病気が、長雨の続く梅雨や秋雨時期に発症するのは、そのためなんです
病気を治す方法
治療殺菌剤を散布する
病気にかかったら、拡散を止めなくてはなりません
時間の経過により、自然と病気は治まるとはいっても、芝生一面に拡散してしまっては手遅れ
病原菌を死滅させることを、第一に考えなければなりません
最も効果的な方法は、治療殺菌剤を散布すること
拡散が止まったら、弱った芝生の回復に取り組みましょう
病気対策の流れは
第一段階 拡散を止める →治療殺菌剤の散布
第二段階 病気箇所の回復 →微生物資材の投入
病気の拡散が止まるまで、2週間置きに治療殺菌剤を散布してくださいね
拡散が止まった後は、微生物資材を万遍なく投入し、弱った芝生を回復させましょう
よくあるのが、殺虫剤を撒いてしまうこと
虫に効くんだから菌にも効くだろう!と勘違いしてる方多いんです
コガネムシやヨトウムシには効果があっても、病原菌には効きませんよ
病気には、殺菌剤を撒いてくださいね
おすすめの治療殺菌剤
同じ治療殺菌剤を繰り返し使用していると、病原菌に免疫がつき効果が薄れます
成分の異なる複数の殺菌剤をローテーション散布しましょう
おすすめの殺菌剤や選び方を解説した記事がありますのでご覧ください
散布に必要な道具
・ジョウロ又はスプレイヤー
・バケツ
・じょうご
・計量カップ
・計り
・マスク
・ゴム手袋
散布時の注意点
・どんな薬剤でも有害であるという認識を持って使用しましょう
・肌に触れないようにご注意ください
・風の無い日を選んで散布しましょう
・風上に立って散布してください
・使用した散布道具は、良く洗浄しましょう
・散布後は、うがい・手洗いをしましょう
散布作業
ロブラール水和剤の散布例をご紹介します
ここでは、10Lジョウロを使って散布しています
ロブラール水和剤
希釈倍率:1000~1500倍
散布量:1㎡当たり1L
今回は1000倍希釈にします
芝生が50㎡の場合
散布量は50㎡✕1L/㎡=50L
10Lジョウロで5杯ですね
必要な薬剤の量は
50L÷1000倍=50g
粉なので200gのお湯で溶きます
まぜまぜ!
カップに出来上がった薬剤は250g
10Lジョウロに薬剤を50g入れて
ジャ~!
水で希釈
ジャジャ~!
振り子運動で
シャワワワ~!
参考に
殺菌剤の散布に便利なジョウロの使い方を、分かりやすく解説した記事はこちら
病気にかかりにくい環境づくり
薬剤に頼らない、病気にかかりにくい元気な芝生に育てましょう
えっ!
でも、どうやって?
と、考えちゃった方いるかと思いますが
芝生にとって快適な環境を作ってあげることが大切🤗
水はけ
水はけを向上させるために、エアレーションをしてあげましょう
サッチをためない
多湿の原因となるサッチも取り除いてあげましょう
日当たり・風通し
日照不足や風通しの悪いことも、病気の原因になります
樹木を剪定したり、日影を作っている工作物などは移動させ、日照や風通しを改善してあげましょう
芝生をジロジロ観察していると、病気の原因になる問題箇所をいろいろ発見できますよ
芝生が喜ぶように改善してあげましょう😉
窒素肥料を与え過ぎない
芝生の生長に肥料は欠かせません
芝生の密度を上げるには、何と言っても芝刈りが効果的
いっぱい芝刈りして早く密度を上げたいですよね
肥料をあげて生長させれば、早く芝刈りできますもんね
だから!
たくさん肥料を与えたくなってしまうのではないでしょうか
でも、ちょっと待った!
窒素肥料の上げ過ぎに注意してくださいね
なぜなら、過度に与えると、芝生は徒長して細胞内に病原菌が入りやすくなるから
結果、病気に掛かりやすくなってしまいますよ
とくに、病気の発生しやすい梅雨や秋雨前線の前は、窒素肥料を与え過ぎないでくださいね
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、芝生の病気を治す方法をご紹介しました
☛ 病気になる前に予防殺菌を行う
☛ 病気に強くなる環境づくりを行う
☛ 病気の前兆である沈み込み(パッチ)が現れたら要注意
芝生の病気を気にしたことありますか?
芝刈りや水やりは頭に浮かんでも、病気の予防まで考えている方ホント少ないんです
芝生は数年経過すると、ほとんどと言っていいほど病気にかかります
肥料や水やりの不足ではないかと勘違いして、誤った対策を取ってしまう方とても多いです
結果、大きな被害に…ふぇ~😣💦
病気対策の第一歩は意識を持つことから
早期発見・早期予防で、いつまでも芝生は元気でいられますよ😄
皆さん
ぜひ参考にしていただき、健康でイキイキとした芝生を育ててください🤗✨