8月に行うべき芝生の手入れをご紹介します
シーズン後半に向け手入れを行う時期です
季節に合わせた作業を行い、シーズン後半も美しい芝生を維持しましょう
さて
芝生の手入れは季節によって内容は様々
細かい管理まで考えると、月ごとに作業は変わってくるものです
美しい芝生を育てるため、季節の変化を把握して、計画的に作業を行いましょう
この記事では、8月に行うべき芝生の作業ベスト3をご紹介いたします🤗✨
8月に行うべき作業ベスト3
ヨトウムシ・ツトガの幼虫対策
夏の強い日差しを受け、芝生はモリモリ育っています
芝生の生長ぶりを見ていると、自然と頬が緩みますね
ニコニコ笑顔で足元を見ると
ん!
ほげぇ~!
芝草を食べて笑顔になっとる😣💦
芝生って
人も虫も笑顔にさせるんですねぇ😄
なんて
感心している場合じゃありませんけど😅
芝生を食べられる前に
夏に発生する害虫対策をしましょう😉
ヨトウムシ
夜になると土の中から出てきて、芝生の葉や茎をムシャムシャ食べる大食漢です
背中の点々が特徴的ですね
身体は大きく体長3cmくらいになります
日中は土の中ですが、地際の浅いところに潜んでいます
幼虫はたいへん寒さに強く、真冬でも越冬幼虫を見ることありますよ
参考に
寒い冬に幼虫が現れた記事はこちら
ヨトウムシの成虫
成虫は5~9月の間に、年3回発生して卵を産みます
ちなみに
産卵する場所は、樹木の幹や葉、または丈の長い草の葉先です
ツトガ
ヨトウムシと同様、幼虫は夜に出てきて芝生の葉を食べます
とくに新芽の柔らかい部分を好みます
身体はヨトウムシよりスマートで、体長は2cmくらいになります
ツトガの幼虫は、吐く糸で枯れ葉や砂などをつづって、地際に巣を作るのが特徴
日中は、その中で暮らしていますよ
ちなみに
巣のことを苞(ツト)といいます
ムフムフ!
名前の由来ですね😊
ヨトウムシ同様、幼虫で越冬し成虫は年3回発生します
防除の方法
ヨトウムシ・ツトガの幼虫は、いずれも地際に潜んでいるので
巣や土の中にいる日中に殺虫剤を散布しましょう
殺虫剤
スミチオン乳剤
適用害虫
・ヨトウムシ
・ツトガ
・コガネムシ
スミチオン乳剤の使い方を詳しく知りたい方はご覧ください
夏雑草の対策
夏は気温が上がり、雑草が繁殖しやすくなります
雑草を放っておくと
ご覧のとおり
カタバミ
うへ~!
花まで咲かせてる😱💦
小さくて可愛い花ですなぁ😍
なんて
感心している場合ではありません😅
手が付けられなくなってしまう前に、夏雑草を退治しましょう
夏に生える雑草
夏に生える雑草は、春に生え始め冬に枯れる一年生雑草と
一度発生すると長年にわたり生育する多年生雑草です
主な一年生雑草は
・コニシキソウ
・スベリヒユ
・メヒシバ
・オヒシバ
主な多年生雑草は
・カタバミ
・ハマスゲ
・シロツメグサ
・スギナ
春先に発芽前土壌処理剤を散布して、発芽を抑える方法もありますが
そんな対策してないよ!
という方もいるかと思います
でも大丈夫!
安心してください
今からでも夏雑草対策は取れますよ🤗
スライシング
芝生は葉が密になるに連れ、同時に根も密になっていきます
根が伸び切ると、芝生の生長は鈍化してしまいます
そこで
スライシングで根の生長を再開させましょう
ん!
スライシングってなあに?
という方のために説明しますと
スライシングは「根切り」のことで
具体的には、ターフカッターや芝刈り機に取り付けた根切り刃で、線状に切ること
シーズン後半も美しい芝生を維持するため
猛暑が過ぎたらスライシングを行いましょう😊
スライシング(根切り)について詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください
8月の芝生の様子
8月の芝生(高麗芝)を写真で確認してみましょう
2018.08.01㈬
7月に受けた猛暑のダメージはすっかり回復
密度も上がりピークを迎えました
密度が上がった証拠のクリップ痕も発現
クリップ痕 2018.8.03㈮
さざ波模様のことです…ムフムフ😊
参考に
クリップ痕を詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください
2018.08.15㈬
気温が高いので、病気は心配ない時期ですね
夏雑草のコニシキソウやツメクサが目立ちます
目に付いた草はサクッと摘み取ってしまいましょう
夏雑草をピンポイントで抜くことができる、便利な道具を解説した記事はこちら
2018.08.31㈮
秋を感じさせる空気に変化
朝晩は涼しいくらいですが、芝生は元気一杯
相変わらず生長を続けています
さて
今度はアップでパチリ!
2018.08.01㈬
7月の猛暑のダメージから回復し、枯れ葉はほとんど見られません
もし
この時期に枯れ葉が多く見られたら、まずはヨトウムシやツトガの幼虫を疑ってくださいね
ひょっとしたら
夜中に芝生をムシャムシャしているかもしれませんよ…うへ~😫
2018.08.15㈬
夏雑草が生える時期ですが、密度が高いと雑草はそれほど繁殖しません
写真くらいの密度になると、毎日2~3本抜くだけで済みますよ
密度が上がると、美しいだけでなく手入れも楽になるんです…ムフムフ😊
芝生の密度を上げたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください
2018.08.31㈮
ん~!
8月のアップ写真はどれを見ても同じ様ですね
なんだつまらん😑
と思われた方いるかと思いますが
変化がないのは、良好な状態を維持できているということ
来月に入るとピークは過ぎますが
良好な状態をキープしたいものですね…ムフムフ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、8月に行うべき芝生の作業ベスト3をご紹介しました
➤ ヨトウムシ・ツトガの幼虫が発生しやすい
➤ 夏に生える一年生雑草は放置しない
➤ 猛暑が過ぎたら、シーズン後半に向けてスライシングがおすすめ
子供たちは夏休み
芝生の上に立つと、みんな笑顔です
一面緑の芝生にテーブルやパラソルを出したら
まるでリゾートにいる気分になりますよ…むふ~😍
ホント芝生の庭にしてよかったぁ!
と思っている方たくさんいるのではないでしょうか
でも
それは美しい芝生があってこそ!
季節に合わせたお手入れで、さらに美しく育てましょう😄
皆さん
ぜひ参考にしていだだき、うっとりするような芝生に育ててください🤗✨
9月に行うべき芝生の手入れを知りたい方はご覧ください↓