花壇の土を柔らかくする方法って、ご存知ですか
固い土のままでは、花の元気はなくなってしまいますよ
さて
季節が変わると、花は植え替えの時期ですね
植え替えた花が
成長しないんだよねえ…シュン😣
と元気のない花を前に、ションボリ顔の方いるのではないですか
ひょっとしたら
花壇の土が原因かもしれませんよ
カチカチの土は、根の生長を阻害するんです
えっ!
じゃ、どうしたらいいの?
と心配になった方いると思いますが
でも、大丈夫!
土をフカフカにしてあげればいいんです
土をぜんぶ交換するのはもったいないし
処分も大変なので
今ある土を上手に使って、元気な花を咲かせましょう
この記事では、花壇の土をふかふかに再生する方法をご紹介いたします🤗✨
※2018年11月15日に公開した記事ですが
土づくりに自信のない方に向けた方法を追加したので
2020年05月09日に再度公開しました
カチカチの古い土に花を植えてしまうと
栄養がない
植え付けていた花は
土の栄養を使い切ってしまうので
このまま植え付けたのでは
花は大きく成長しません
土が固く締まっている
雨が降るなど、時間が経つに連れ
土は固く締まっていきます
特に、粘性土の場合
カチカチになって
根が伸びることができません
伸び伸びとした根は
栄養や水分を十分に吸い上げることができますが
根のない花は、育つことができません
通気性や排水性が悪く、根腐れの原因になる
隙間のないカチカチの土の場合
空気や水分は通ることができません
通気性や排水性は、花にとって重要で
生長を妨げる大きな要因になってしまいます
害虫が土の中にいっぱい
ヨトウムシやコガネムシの幼虫は
花の葉や根を食べて成長します
これら害虫は、土の中に潜んでいて
大量に発生すると、最悪枯れてしまいます
花壇の土をふかふかに再生する方法
土を掘り上げる
始めに
時期の過ぎた花を
キレイに取り除きます
よいしょ!
次に
スコップで、土を掘り上げます
ザクッ!
あらかじめ
大きめのシートを敷いておき
一輪車で土を運び、山にします
掘り上げる目安は
深さ 約20~25cm
フルイに掛ける
掘り上げた土は、フルイに掛けます
細目のフルイを使いましょう
混じっている根や石など
撤去します
土の中に、幼虫が潜んでいるので要注意
見つけた幼虫は
1匹残らず取り除きましょう
写真は
コガネムシの幼虫
小さな花壇なのに
なんと
約50匹も潜り込んでいましたよ
うへ~!
キ、キモッ😱
幼虫を取り除いたとしても、コガネムシはどこからか飛んできて卵を産み付けます
コガネムシ幼虫は草花の根をムシャムシャ食べるので
手入れしているのに、花の元気がないなあ
という経験のある方は、幼虫を疑ってみてくださいね
コガネムシ幼虫に適用のある殺虫剤は
スミチオン乳剤
散布量は、1,000倍稀釈を1平米当たり3L
ジョウロでたっぷり散布してくださいね
さて
フルイ終わった土は
こちらは
網に残った土
こちらは
網をくぐった細かい土(微塵)
微塵は
土のすき間に入り込み
土を固くするもとになります
処分するのは、微塵です
資材を加える
微塵を処分すると
全体量が減りますよね
そこで
処分した量に見合う
資材を加えます
培養土
減った量の8割は
培養土を加えます
培養土
花や野菜の栽培が気軽に始められる培養土です
軽くて、肥効は約3か月と長持ち
リン酸強化で実つき花つきを重視しています
ピートモスをふんだんに使用し、比重0.25と非常に軽くふかふか仕上げ↓
発酵牛ふん
減った量の2割は
発酵牛ふんを加えます
発酵牛ふんは
肥料の効果はありませんが
土をふかふかに戻してくれます
発酵牛ふん
醗酵・乾燥・無臭堆肥
微生物の働きを活発にし、土壌をよくする有機質肥料です↓
苦土石灰(1平米当たり約30g)
苦土石灰は
酸性の土を、アルカリ性に変え
栄養素のマグネシウムも補充できますよ
苦土石灰
苦土石灰に「ようりん」「腐植酸」「微量要素」を加えた土作り資材
まきやすい粒状タイプ↓
化成肥料(1平米当たり約60g)
元肥として
化成肥料(8-8-8)を加えます
資材を加えたら
スコップでよく混合します
まぜまぜ!まぜまぜ!
有機化成肥料
粒状タイプの有機入り化成肥料で、きれいな花や、おいしい野菜作りに最適
即効性の化成肥料に、ゆっくり効く有機肥料を配合しています
ニオイが少ないから作業しやすい粒状タイプの肥料です↓
再生した土を花壇に戻す
再生した土は、一輪車に乗せ
花壇に戻します
ザザ~!
平らに均したら
完成です
1週間経つまで植え付けを控える
苦土石灰により
土壌のphが変化するまで
約1週間かかります
それまで
植え付けは控えましょう
phの確認は
土壌酸度計を使うと簡単で便利ですよ
植物の生育に向いているphは
5.5~6.5
と言われています
土を見ただけで、phの分かる方いるかと思いますが
とはいえ、そんな園芸のプロみたいな方少ないですよね
自身のない方は、間違えないよう土壌酸度計で確認しましょう
デジタル土壌酸度計なら、数字で確認できるのでおすすめですよ😉
デジタル土壌酸度計
多機能な表示が可能なデジタル土壌酸度計
土壌水分を5段階で簡易的に表示します
バックライト付で見やすいです↓
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、花壇の土をふかふかに再生する方法をご紹介しました
➤ 細かい土(微塵)を処分する
➤ 発酵牛ふんを使用する
➤ 元肥(化成肥料)を加える
➤ 幼虫を取り除く
カチカチの古い土に
花を植え付けてしまうと
土に栄養はないし
通気性や排水性も悪いため
生育に影響してしまいます
さらに
土の中には害虫もいて
葉や根を食べつくされる
こともありますよ
ふえ~!
こわっ😵
美しい花を育てるために
土のコンディションを整えてあげましょう
再生された土は
空気・水分の入る隙間ができるので
根張りもよく
大きく成長しますよ
もちろん
害虫も取り除けるので
安心ですね…ムフムフ😊
花壇の再生作業は
フルイ分けに手間は掛かりますが
土の処分は、少量で済み
予算を抑えることができますよ
さらに
環境にも良いですよね😄
資材や配合を変えてみたり
いろいろ工夫して
ご自分にあった再生方法を
見つけるのもいいですね🙂
皆さん、ぜひ植物の環境にあったフカフカの土を作ってください🤗✨
土づくりに自信のない方は 【追記】
ここまで、多くの資材を使う方法をご紹介しましたが
中には資材の扱いに慣れていない方もいると思いますし
うまくフカフカにできない!とか
時間が掛かりそう!とか
不安で諦めようと思った方もいるのではないでしょうか
初めてなら不安になるのは当然ですし、迷ってしまう気持ちよく分かります
でも、大丈夫!
初めての方や時間の取れない方におすすめの方法はありますよ
ズバリ!
土の再生材を使いましょう
なぜなら、再生材ひとつで土をフカフカにできるから
色々な資材を用意しなくて済みますし、作業時間も短縮できるんです
花壇の土をフカフカにできる、土の再生材をご紹介しますので
初めての方や時間の取れない方は、ぜひ試してくださいね
アイリスオオヤマ 古くなった土の再生材 20L
古くなった土に混ぜるだけで再生することが出来る土の再生材
粒形状を長めф3×10mmにし、充分な通気性を確保
土の上に約1cmまくだけで効果を発揮します↓
自然応用化学 まくだけで甦る(土のリサイクル材)14L
古い土の上にまくだけで有効微生物菌が働き、土を再生させる簡単で便利な土の再生材
有効微生物が、根から出る老廃物を分解し、一部を栄養分として植物に還元
古くなった土の処分にお困りの方も、土を再利用できるので捨てなくてもすみますよ